
すべての人が「ホスピタリティ」の原石を持っている。
それを磨くお手伝いをするのが、
ホスメディックの使命です。 主宰 深川圭子
“思いやる”“推しはかる”“気くばる”。これら3つの心の働きを基本とし、豊かな人材育成に貢献することが、HOSMEDICの基本使命と考えています。

ホスピタリティとは「医の原点」と言ってもいいでしょう。一般的には「厚遇、温かなもてなし、歓待の精神」などと定義されることが多いのですが、実はもともと誰もが持っている自然な感覚です。「あなたを笑顔にしたい」 「あなたを助けたい」そうした気持ちすべてがホスピタリティなのです。医療・ケア関連の仕事を志した方は、特に「誰かの役に立ちたい」「人に喜んでもらうのが嬉しい」という思いが強いのではないでしょうか。

ところが、そうした思いの“表し方”は、人によって異なります。うまくできる人、できない人、さまざまです。せっかくの思いも、相手に受け取ってもらえなければ、やがては萎えてしまうかもしれません。
価値基準が多様化し常識・道徳の基準が曖昧な現在だからこそ、あらゆる世代の患者のみなさまに通じる 「”心”を満たす医療サービス」をみなさまと一緒に作り上げていきたいと考えております。
時代を問わず「”心”を満たす医療」は普遍であり、その基本は相手を”思いやる”、”推しはかる”、”気くばる”ことができる感性とそれを表現する作法です。これらを私は「看護心学」と名づけました。
2005年の内閣府による国民選好度調査において、「心の豊かさが最も大切であると感じている人が6割を超えている」という結果や、パラメディカルスタッフは対患者・対医師の秘書的な役割も担うスペシャリティーの高い職であることなどを鑑みると、パラメディカルスタッフにこそホスピタリティを実践するための基本として“看護心学”が必要であると私は考えています。

一人でも多くのパラメディカルスタッフの方に、こうした考え方や技術を獲得して欲しい。そして、ひとつでも多くの医院やケア機関が、ホスピタリティあふれるサービスを実現してほしい。そんな強い思いが、ホスメディック創設への強い原動力となりました。

日本の医療・福祉・介護の現場や教育において、接遇マナー向上意識は、日に日に高まっているように実感しています。自然に湧き出てくる“こころの仕草”が、言葉、仕草、表情、礼儀と一体となり、看護・介護技術とマッチングする、そういう状況を少しでも多くつくり上げたい。私は志を高く掲げ、みなさまと手を携えて、ホスピタリティの未来を築いていきたいと考えております。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。
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1971年生まれ
帝京平成短期大学看護学科卒業。看護師免許取得後、
看護師として働きながら、コミュニケーションや接遇教育を現場で担当。 2002年に独立し、医療人育成教育やコミュニケーション、接遇など院内(施設内)人間関係コンサルティングを行っている。
現在、東京都済生会看護専門学校 非常勤講師を兼任。看護師卒後教育等に携わる。

看護師、秘書検定1級、ビジネス実務マナー検定1級、サービス接遇検定1級、
サービス接遇指導士、ハーマンモデルファシリテータ、秘書実務士、日本眼科医会OMA
日本医学看護学教育学会会員、日本看護歴史学会会員、日本笑い学会会員
秘書サービス接遇教育学会会員、日本行動計量学会会員 |
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