12月●『推し量る』心 ![]() |
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皆さま、こんにちは。ホスメディックの深川です。
今年は皆さまにとってどのような年だったでしょうか。私自身、振り返ってみると、普段の生活ではなかなか出会えないような方々と知り会える機会が多くありました。それらの出会いの中で、心に残っているキーワードは『推し量る心』、『感謝の心』、『思いやる心』です。 皆さまは人と話をしているときに「あ、いろいろ話せそう」「波長が合いそう」と感じたことがあると思います。 人は会話をするとき、相手の話す言葉、表情、まなざし、ジェスチャー、声の調子などのさまざまな情報を同時に受け取ります。この時、言葉以外に話し手の本音が表れていることが少なくない、ということにお気づきでしょうか。 患者さまが「お話になっている内容」と「本当に伝えたい内容」が違っていることは珍しくありません。遠慮や緊張のために、言いたいことをうまく表現できない。医療現場で働くものとして、そんな患者さまの気持ちを言葉以外の情報からも『推し量る心』を働かせたいものです。 私自身も、相手の気持ちを推し量り、暖かい雰囲気を醸しだす素敵な人になれるようさらにがんばりたいと思います! そして、私を支えてくださっている皆さまに感謝! また、来年もよろしくお願いいたします。
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11月●ある日、待合室で。 ![]() |
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皆さま、こんにちは。ホスメディックの深川です。
早いもので今年もあと2ヶ月ですね。 ここだけの話、私はクリニックにお邪魔すると、たいていは、待合室でそっと耳を澄ましています。先日も、患者さまとスタッフが他愛のない話をされている様子をじっと伺っていました。 と、急にその患者さまは改まった調子になり、スタッフに「あー、あんたがいてくれてよかった!」とおっしゃったのです。「みんな忙しいだろうから、声かけたら悪いかなぁって思っていたんだけど。そしたら、あんたがいてくれて。話ができて安心できました。落ち着きました。ありがとう、ありがとう……」何度もお礼をおっしゃって、両手でスタッフの手をギュウッと握りしめられたのです。 他愛もない話。さり気ないひと言。ちょっとした声かけ。でもそれが、患者さまの気持ちを、こんなふうにほぐすのだとしたら、いかがでしょうか! それこそ、何物にも代えがたい素晴らしいことではないでしょうか。 待合室には、明日の接遇のための、さまざまなヒントが隠れている。だから、きょうも私は、耳を澄ませます。
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10月●女は愛嬌、男も愛嬌! ![]() |
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皆さま、こんにちは。ホスメディックの深川です。お元気でしたか? 8月・9月と、このコーナーをお休みしてしまいました。楽しみにしてくださっていた皆さま、本当に申し訳ありませんでした。 さて、秋本番。だんだんと人のぬくもりが恋しくなる季節です。 私は常々「女は愛嬌、男も愛嬌」と考えています。「愛嬌」には、その人の暖かな“体温”や“息づかい”を感じます。そして、周囲の人を和ませる力がある、と思うのです。 接遇マナーは、コミュニケーションを円滑にするために編み出された、話し方や振る舞い方の、ひとつの“型”です。マナーはとても重要。しかし本当は、そうしたマナーを自分なりに消化し、その奥にある相手への思いを表すことこそ大切なのです。そこで「愛嬌」が活躍してくれます。 「愛嬌」を辞書で引いてみると「憎めなくて可愛らしい身振りや振る舞い」「接する人に好感を与え、思わず話しかけたくなるような親しみを誘う物腰」などとあります。これは、型通りの振る舞いというよりは、その人の内からにじみ出てくる何か、つまり、まさにその人らしさ、ということなのではないでしょうか。 自然な笑顔や元気な声、くったくのない表情、愛らしい仕種、そしてユーモアなども。「愛嬌」は、もちろん個人差はあるにせよ、もともと誰にも自然に備わっているはずのものです。要は、それを積極的に表へ出すか出さないか。一人一人が、ぜひご自身の中の「愛嬌」を発掘してみて欲しいと思います。 ちなみに「愛嬌」はもともと「愛敬」と記したそうですよ。
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7月●第一印象「なごみ系」のクリニックをめざす! ![]() |
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皆さま、はじめまして。ホスメディックの深川です。 このコーナーは、毎月さまざまなテーマでお送りしていく予定です。ちょっといい話や気になった話、そして、メディアに登場した旬の話題など、ざっくばらんにメッセージさせて頂きます。気軽にお楽しみ頂ければ幸いです。 さて、初回のテーマは「なごみ系」。初対面なのに、なぜか“ほっとする”人っていますよね。なごみ、癒し……最近は、商品などでも引っ張りだこのキーワードです。なごみ系の人とは、どんな人なのでしょう。私のイメージでは「人との関係に気を遣って、疲れてしまった心を癒してくれる人。こちらが何の気も遣わなくても、また、その人から気を遣われなくても、いっしょにいるだけで心が安らぐ人」。 では、どうすれば「なごみ系」になれるのでしょうか。それは「ポジティブ」であること、ではないかと思います。何事もネガティブにとらずに、前向きにプラス思考にすることで、まわりの空気も明るくなり、自分自身にも余裕が出ます。すると、相手に対しても、大きな心で“受け入れる”態勢ができる。まさに「なごみ」を「和み」と書く所以かもしれません。クリニックの雰囲気は、そこで働くドクターやスタッフが醸しだすもの。貴院の第一印象は、いかがでしょうか?
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