Monthly Letters 2006
11月●理想のリーダー
 こんにちは、HOSMEDIC 深川です。
 日に日に寒さが厳しくなり、空気も乾燥する季節ですね。

 今月のテーマは「理想のリーダー」です。
 皆さんが思い描くリーダーとはどんなイメージでしょうか。
 「ハキハキした人」「みんなを引っ張っていける人」「仕切り役の人」「カリスマのある人」というイメージを持つ人も少なくないでしょう。

 私の描くリーダー像は、「チームのメンバーにも周囲にも気を配れ、人一倍努力を惜しまず、向かう目標に向かってみんなを巻き込めるパワーを持った人」です。

 リーダーは常にチームの力を最大に活かしまた伸ばせるよう、メンバーの特徴を把握することも必要です。チームのメンバーが互いに高めあえるような環境を創ること、それが、理想のリーダーに求められる条件の一つではないでしょうか。

 

10月●チームワーク
 こんにちは、HOSMEDIC 深川です。
 最近すっかり秋めいてきて、自然のすばらしさを日々感じているこのごろです。

 今月のテーマは「チームワーク」です。

 ここ数年、医療機関の応接が良くなっているようです。さまざまな施設を訪れるたびに、私自身が肌で感じますし、アンケートにも数字として現れているようです。

 ところが当社へ「施設全体の雰囲気がいまいち、どうにかなりませんか」「職員がすぐにやめてしまうのです。どうにかなりませんか」といったご相談は後をたちません。

TEAM:Together Each Achieve More

 チームワークとは、お互いに高めあえる仲という意味を持ちます。
 一人一人の考えをお互いに理解しあい、施設全体で同じ方向を目指すチームが出来れば、雰囲気や応接が良く、問題解決もしやすい環境が出来ます。

 HOSMEDICは、このようなソリューションが専門です。お気軽にお声かけください。

8月●足りないもの
 ご無沙汰しております。こんにちは、HOSMEDIC 深川です。
 暦の上では処暑を過ぎましたが、まだまだ残暑は続くようです。

 今月のテーマは「足りないもの」です。

 仕事でご縁のあった医療機関や介護施設のみなさんに、共通した「足りないもの」がいくつかあると感じています。

 そのひとつが「患者さんの前では感じ良いのに、奥に引っ込んだt時は怖い。」「どうしてああいうもの言いしかできないのかな。きついよね、言葉が。」などと、同僚を非難、批評する声です。多くの場合、解決策を考えてはいません。

 このような場合のポイントは、まず相手の良い点をコメントし、次に改めてもらいたい点をリクエストすることです。
 「患者さんの前ではあんなに感じが良いのだから、奥に引っ込んだ時も同じようにできるともっと良いね。」
 「きっとあの人の個性なのだろうな。はっきりとした言い方は。ただ、言い方をちょっと変えるだけで、もっとずっと印象が良くなるよ。」

 意識することが大切です。
 意識するとコメントやリクエストをする力が磨かれます。
 みなさんのまわりの足りないもの、意識してみませんか。

7月●基本の大切さ
 ご無沙汰しております。こんにちは、HOSMEDIC 深川です。
 夏祭りの季節、半被をきた子供たちを見かけるようになりました。さわやかな夏の風物詩ですね。

 さて、今月は「基本の大切さ」です。

 病院に勤務して3年目のスタッフが、新人スタッフ4名にとある処置を教えているところに居合わせました。

 「〜するときは、〜を用意します。〜が不潔にならないようにこのように持ちます。〜するときは・・・・」とやって見せている手順は基本どおり。内容も問題ありません。
 新人スタッフがやってみる段になると「どこに注意したらいいですか」「ポイントはどこですか」と不安げな質問が続々と出てきました。

 どうやら、新人スタッフには基本やポイントが何なのかがうまく伝わらなかったようです。
 教えていたスタッフに話を聞いてみると、「自分自身が新人のときにきちんと教わった記憶がなく、見よう見真似で覚えたのでうまく相手に伝えられない」ということでした。
 「我流のやり方なので、新人に自信をもって教えることもできず、教えてもらえる人もいない」とも。

 なるほど、どおりで…という感じがしました。

 当たり前のことですが基本をしっかりおさえることは大切です。応用力や臨機応変さにつながります。
 皆さんの中に自分の知識や技術に自信がないという人がいるならば、いつでも基本に立ち戻って訓練することをお勧めします。

5月●"慣れ"と"ダレ"
 こんにちは。ホスメディック深川です。
 すっきりしない天気が続くと思っていたら、入梅がすぐそこまで来ているそうです。

 さて、今月のテーマは"慣れ"と"ダレ"です。

 最近よく耳にするのは、「言葉遣いは丁寧なのだけれど、心がこもっていない」「仕事は覚えてくれて問題はないのだけれど、なんだかダラダラとした空気が」「決められたことはしてくれるが、自発的な+αの言動や心配りがイマイチ」という声。
 また、「波風を立てずに、うまく職員のモチベーションをあげたい」と言う声も耳にします。

 このような声が聞こえてくるクリニックを訪れると、"慣れ"からくる"ダレ"を感じます。
 慣れることは良いことです。気持ちに余裕ができ、ミスが減ります。

 しかし、一方で日々の仕事を単調と感じるようになるため、頭を使わなくなり、変化や他人からの指摘も拒絶しがちになってしまいます。

 "ダレた"雰囲気を作らないためには、問題意識を常に持ち、様々なことに興味を示せるような環境が大切です。
 爽やかでフレッシュな環境を保つよう、身近な問題を意識してみましょう。

3月●「どうぞ」の心
 3月に入り、桜の開花予想も発表されました。日も長くなり、春も近づき気持ちよいですね。皆さんはいかがでしょうか。
 ホスメディック深川です。

 さて、今月のテーマは「どうぞ」の心です。
 みなさんは、"どうぞ"という言葉をどのような時に使い、また意識しているでしょうか。

 病院では恐らく、患者さんに診察券や保険証をお返しするとき「どうぞご確認ください」、椅子にお掛けいただくよう勧めるとき「どうぞ、お掛けください」、パンフレットをお渡しするとき「どうぞお持ちください」、患者さんが病院を後になさるとき「どうぞ、お気をつけて」というように自然に使っている言葉ではないでしょうか。
 普段から使い慣れている言葉ではありますが、意味を意識したことはありますか。

 自然に使っている"どうぞ"には、相手を丁重にもてなしたり、相手を大切に思ったりする気持ちが含まれています。

 春は新しい門出の季節です。「どうぞ」の心を胸に抱いて出発しませんか。きっと相手は心地良く感じることでしょう。

2月●言霊
 今冬は各地で大雪が降りましたが、皆さんはどのようにお過ごしでしょうか。ホスメディック深川です。

 さて、今月のテーマは「言霊」です。
 皆さんは、いつも話している自分の言葉を意識したことはありますか。

 言霊(ことだま、ことたま)とは、言葉に宿ると信じられた霊的な力のことです。

 声に出した言葉が現実の事象に対して何らかの影響を与えると信じられ、良い言葉を発すると良いことが起こり、不吉な言葉を発すると凶事がおこるとされていました。

 万葉集には「そらみつ大和の國は…中略…言靈の幸ふ國と語り繼ぎ言ひ繼がひけり」との歌があります。
 つまり、日本は言霊によって幸せがもたらされる国「言霊の幸ふ国」と言われていたのです。

 日本人に生まれたのですから、自分の発する言葉を意識してみませんか。

1月●接遇って?
 新年明けましておめでとうございます。ホスメディック深川です。みなさんはどのような新年を迎えられたでしょうか。  

 さて、今年は戌(犬)年です。皆さんは犬に対してどのようなイメージを抱きますか。私は「愛らしい」「癒し」「従順」という言葉を連想します。

 犬は、人が狩りをしていた原始時代から人に寄り添い助けてきた動物です。なぜ、犬が世界中で人のパートナーとして頼りにされてきたのかというと、人懐こさや仲間同士の協調性に優れた能力を持っているからだそうです。

 犬は人に飼われるとき、人と一緒に暮らすためのさまざまなルールを人から教え込まれます。ルールを教え込まれるのは、犬にとって堅苦しく感じたり、うっとうしいものかもしれません。ですが、そのルールはお互いが心地よく生活していくうえで不可欠なものなのです。

 これは人の社会生活のうえでも同じことが言えるのではないでしょうか。
 接遇は、『用件を携えた人が訪れ、その人が心地よく用件を果たし、その場所をあとにするまでの一連の行動』という意味を持ちます。

 接遇を行うには「一般常識・ビジネスマナー・人付き合いの上でのルール」を知り、いつもできるように日常的に実践することを心がけることが大切です。
 自分の言動や行動に自信が持てる上に、誰からも好感をもたれるような「人懐こさや協調性」を持つ人になれるでしょう。

 戌(犬)のように、人付き合いのルールを日常的にできるようになって、お互いに心地よい生活をめざしてみませんか。